サーバーサイドJavaScript CGJSフレームワーク 開発形態
少ないステップ数でアプリが開発できる事は前ページの例で説明されたかと思いますが、Back End部の
JavaScriptのデバッグ・テストに時間がかかるようでは生産性は向上しません。
CDJSでは、デバッグ・テスト用のドライバ・スタブのWebページとデバッガーを準備しています。
CGJSのCGIは本番用と開発用の2種類あり、開発用のCGIは、下図に示すように、HTTP接続したClient端末の
GUIデバッガーとの通信機能があり、JavaScriptのデバッグログ、関数の入力引数・返値のTraceログ、
Break Pointの設定、ScriptのStep実行、式のEval、変数の設定、処理の継続実行などが行えます。
また、デバッグCGIは、Back EndのJavaScriptをGUIデバッガーから取得して実行するので、モジュールを
サーバー側に配置する必要がなく、Front側の開発者端末だけでコーディング、単体テスト、
バグの発見・修正までできます。
セキュリティを考慮して、サーバーが接続できる端末は、ファイル(CGJS.config)にIPアドレスを設定すれば、
接続先が限定できます。「リファレンス --> CGJSの設定」ページを参照してください。
アプリ開発・デバッグ時の各機能・役割の構成は以下の通りです。
GUIデバッガーの画面は以下の通りです。ほかにポップアップ画面などありますが、
詳細は「デバッガー」のページを参照してください。
開発者端末からデータベースに接続できるのであれば、開発時の形態の一つとして、開発者端末に
Apache2サーバー、Windows版CGJSフレームワークをインストールして、アプリの担当部分をローカルで
開発・単体テストをし、結合テストから実際のサーバーで行う方法もあります。
CGJS JavaScriptのコンパイルしたモジュールはWindows、Linux 共通です。
CGJSコンパイラは、JavaScriptソース(*.js)を解析して中間コード(*.jo)に変換するプログラムです。
ソースコードが長くなった場合、ソースを解析する分だけCGIの実行時間を少し早くします。
CGIは、"include"キーで指定されたモジュール(*.js、*.jo、混合可能)を読み込んだのち、指定された
JavaScriptのTOP関数を実行します。
"include"キーで実行するモジュールを指定する時、ファイルの拡張子なしで指定できます。
拡張子がない場合、.js、.joファイルの存在を確認し、ファイルのTimeStampの新しいほうが
LOAD・実行されます。